どうも、なかやんです。
本日は、フリーメールサービスに関するお話です。

mail.eeは、Inbokssが提供するフリーメールサービスです。
「任意の文字列@mail.ee」の形式でメールアドレスを取得でき、POPやIMAP、SMTPに対応しています。
メールボックスの容量は20GBであり、これはmail.ee に付属するクラウドストレージサービス「files」と共有されます。メールエイリアスは最大5つまで、完全な形式(「任意の文字列@mail.ee」)で取得できます。
アカウントの登録に必要な情報は「本名」「生年月日」などの基本的な個人情報です。電話番号(SMS認証)は任意であり、既存メールアドレスの入力も強制ではありません。
※mail.eeは、Inbokssが提供する別のフリーメールサービス「inbox.lv」や「inbox.la」「inbox.lt」と基本的な仕様は同様です。
良いと感じた点
メールエイリアスの取得方法
メールエイリアスは、「ハンバーガーメニュー」→「Email options」→「Forwards and aliases」より取得できます。
※既に他のユーザーが使用しているアドレスは取得できません。
気になった点
日本語メールは迷惑メールボックスへ移動される可能性
mail.eeでは、日本語のメールを受信した場合、自動的に迷惑メールであると判断され、Spamフォルダに移動される場合があります。そのため、設定ページよりSpamフォルダの無効化をお勧めします。
変更方法:
「ハンバーガーメニュー」→「Email options」→「Span protection」のSpam protection policyをDon't filter spam に変更し「Save options」をクリックします。
日本語に非対応
mail.ee は、記事筆記時点で日本語に非対応です。表示言語は英語ですが、難しい表現は少なく、操作に困ることはほとんどないでしょう。
登録時の SMS 認証(任意)は、日本国内の番号(+81)にも対応しています。
クラウドストレージサービス「files」について
Mail.ee には、クラウドストレージサービスである「files」が付属します。
少し操作に癖がありますが、20GB の容量が使えるのは便利です。
POP/IMAP/SMTPの設定
POP/IMAP/SMTP は、セキュリティ上の観点から初期状態では無効に設定されています。「ハンバーガーメニュー」→「Email options」→「Outlook, email programs」より有効化できます(ページ内の「Enable」をクリック)。
また、メールクライアントソフトでは、専用に発行されたPOP/IMAP/SMTP用のパスワードを使用します。
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 受信メールサーバー(IMAP または POP3) | mail.mail.ee |
| IMAPポート(SSL) | 993 |
| POP3ポート(SSL) | 995 |
| 送信メールサーバー(SMTP) | mail.mail.ee |
| SMTPポート | 587(TLS)または 465(SSL) |
最後に
mail.ee は、シンプルで美しいドメイン名や最大5つまで取得できるエイリアス、大容量ストレージ、POP/IMAP/SMTP 対応といった点で、使い勝手の良いフリーメールサービスです。特に、「任意の文字列@mail.ee」というアドレス形式は本当に魅力的ではないでしょうか。
一方で、日本語に非対応であることや、日本語メールがスパム扱いされる可能性など、日本のユーザーにとっては注意すべき点もあります。実際に利用される場合は、スパムフィルターの設定や、メールクライアントの準備などをしっかり行っておくことをおすすめします。
では、おやすみなさいzzz